平成28年6月7日開催の第3回原子力規格委員会シンポジウム終了後に表彰式が行われました
左から松本氏、石坂氏(戸村代理)、中島氏、枡氏、越塚委員長、関村氏、新田氏、大谷氏
平成16年より委員、平成20年6月より7年に亘り委員長を務められ、平成23年3月の福島事故後に環境が大きく変化する中、抜群のリーダーシップを発揮して本委員会を進むべき方向に導かれた。国際標準と最新知見に留意するよう規格策定者の意識の向上を図り、公平・公正・公開性確保のため様々な改革を行い、学協会規格の質及び地位向上に多大な貢献をされた。
平成14年12月より12年6か月に亘り副委員長を務められ、平成23年3月の福島事故後に環境が大きく変化する中、抜群のリーダーシップを発揮して本委員会を進むべき方向に導かれた。産官学の立場に配慮してバランス良く意見を調整し規格策定作業を円滑に進めることにより、学協会規格の認知度・活用度を一層高めることに多大な貢献をされた。
平成20年6月より品質保証検討会委員に就任し、原子力プラントメーカで培った経験と知見を活かして、原子力安全のためのマネジメントシステム規程(JEAC4111)及びその適用指針(JEAG4121)の改定に力を発揮された。また、継続して講習会テキストの作成や講師を務め、規格の普及に多大な貢献をされた。
構造分科会の水密化技術検討会の機電部門の幹事として、JEAG4630-2016「浸水防止設備技術指針」の成案化において、配管等貫通部に関する技術規定の検討をリードするとともに、修正案及び意見対応案の検討などで、検討会全体を良くとりまとめられた。
耐震設計分科会の機器・配管系検討会に平成15年の発足時から委員として参加され、新たな耐震評価手法や国における検証試験結果等を迅速に収集されるとともに、長年の設計実務経験と論理的な考えで規格の早期策定に貢献された。また、JEAC(G)4601「原子力発電所耐震設計技術規程(指針)」を具体的・実務的な内容に見直された。
耐震設計分科会の副幹事及び機器・配管系検討会の幹事として活躍、津波検討会ではJEAC4629-2014「原子力発電所耐津波設計技術規程」の制定に尽力された。研究開発の経験と知見により、JEAC(G)4601「原子力発電所耐震設計技術規程(指針)」の技術的根拠の形成ひいては新規制基準下での原子力発電所の再稼働に重要な役割を担われた。平成27年12月急逝。
平成24年2月に安全設計分科会の安全設計指針検討会主査に選任されて後、JEAC4602「原子炉冷却材圧力バウンダリ、原子炉格納容器バウンダリの範囲を定める規程」、JEAC4603「原子力発電所保安電源設備の設計規程」の改定原案を作成し、検討会全体を良くとりまとめられた。