平成29年6月14日開催の第4回原子力規格委員会シンポジウム終了後に表彰式が行われました
左から行德氏、鈴木氏、吉村氏、越塚委員長、寺井氏、秋吉氏、廣田氏
平成19年8月より9年半に亘り原子燃料分科会の分科会長を務め、分科会審議及び原子力規格委員会との橋渡しに大いに貢献された。分科会では、「取替炉心の安全性評価規程」、「原子力発電所における炉心・燃料に係る検査規程」、「発電用原子燃料の製造に係る品質管理指針」を制・改定するなど顕著な成果を収められ、優れた知見とリーダーシップにより議論を的確な方向へと導かれた。
平成14年8月から構造分科会委員、20年9月から分科会長を務め、「原子炉構造材の監視試験方法」をはじめとする原子力発電所の構造・検査技術関係の規程及び指針の制・改定に大いに貢献された。福島事故後の平成24年9月に津波検討会を立ち上げ、主査として「原子力発電所耐津波設計技術規程」を制定し、平成25年7月、水密化技術検討会を立ち上げ、「浸水防止設備技術指針」を制定した。
平成20年より耐震設計分科会 機器・配管系検討会の委員、平成22年より副幹事として、8年以上に亘り検討会の運営に大いに貢献された。JEAG4601-2015[2016年追補版]「原子力発電所耐震設計技術指針 重大事故等対処施設編(基本方針)」では、設計実務での長年の経験で議論を進展させるとともに、成案に導かれた。また、JEAC4601-2015「原子力発電所耐震設計技術規程」の発刊にも大いに貢献された。
平成24年9月、品質保証検討会の作業会メンバー、25年9月以降は副主査として、原子力安全のためのマネジメントシステム規程及び指針の改定、また普及・促進において、電気事業者の品質保証部門での豊富な知見を活かし、大いに貢献された。JEAC4111コースⅡ・Ⅲ講習会では、論理的で分かりやすい説明と質問への丁寧な受け答えにより、受講者からの評価を高められた。
平成27年6月、保守管理検討会の主査となり、JEAC4209「原子力発電所の保守管理規程」及びJEAG4210「原子力発電所の保守管理指針」の改定作業及び全体の取り纏めに多大な貢献をされた。①シビアアクシデントへの対応、②保全活動におけるリスクへの対応、③海外情報の肝要箇所の規程・指針への適切な反映にリーダーシップを発揮し、規格の発刊に功績を収められた。
平成24年5月、構造分科会 破壊靭性検討会にオブザーバとして参加した後に、常時参加者、委員、平成27年7月以降は副主査として、原子炉構造材の照射脆化に係る規格の改定に大いに貢献された。メーカー技術者としての知見を活かし、JEAC4201-2007「原子炉構造材の監視試験方法[2013年追補版]」の技術評価では、原子力規制庁の会議体の専門家委員に的確に対応するなど活躍された。