日本電気協会

原子力規格委員会

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JEAC4206-2007[2023年追補版]
原子力発電所用機器に対する破壊靭性の確認試験方法

概 要

 標記規程は、わが国における原子力発電所に設置する機器を構成する材料の破壊靭性の妥当性を確認する試験方法および合格基準等について規定している。
 本追補版では、加圧熱衝撃(PTS)事象の評価方法について、非破壊試験の実績、検出精度を踏まえた最大仮想欠陥寸法の設定に関する規定の見直しを行った。

目 次

無し

巻頭言

  本規程は,わが国における原子力発電所に設置する機器を構成する材料の破壊靭性の妥当性を確認する試験方法および合格基準等について規定したものであり,The American Society of Mechanical Engineers Code Section III Nuclear Power Plant Components(以下,「ASME Section III」という。)を参考として1973年に初版が発行され,その後ASME Section IIIの改定等を参考に種々の改定を行ってまいりました。
 2007年版の改定では,JEAC4201において中性子照射による関連温度移行量の予測方法が改定されたことに伴い附属書に記載の予測方法を改定する等見直しを行っております。
 本追補版では,加圧熱衝撃(PTS)事象の評価方法について,非破壊試験の実績や検出精度を踏まえて最大仮想欠陥寸法を設定できるように見直しを行い,[附属書C]供用状態C,Dにおける加圧水型原子炉圧力容器の炉心領域部に対する非延性破壊防止のための評価方法,C-3310最大仮想欠陥及び附属書図C-3320-1 PTS事象に対する評価フローに変更を加えるとともに,(解説-附属書 C-3310-1)最大仮想欠陥を追加しました。
 今後とも,本規程を利用される皆様のご助言も得ながら,改定を重ねて参ります。

2023年10月
原子力規格委員会
構造分科会
分科会長 望月正人

改定履歴
制  定
1973年3月6日
第1回改定
1980年8月20日
第2回改定
1986年5月8日
第3回改定
1991年12月13日
第4回改定
2000年4月4日
第4回追補
2003年3月26日
第5回改定
2004年12月21日
第6回改定
2007年12月5日
第6回追補
2023年10月2日
第7回改定
2016年3月15日
    
正誤表

公衆審査
JEAC4206-2007
[2023年追補版]
期間:2023年8月3日
    〜2023年10月2日
結果:資料請求者0名
意見送付者0名
質疑・意見対応

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