日本電気協会

原子力規格委員会

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JEAG4611-2009
安全機能を有する計測制御装置の設計指針

概 要

 「発電用軽水型原子炉施設の安全機能の重要度分類に関する審査指針」(平成2年8月30日 原子力安全委員会決定,平成18年9月19日一部改訂)を踏まえた原子炉施設の安全機能を有する計測制御装置の設計上考慮すべき事項について規定するとともに,参考として最新プラントの計測制御装置の安全上の機能別重要度分類の例を示している。

目 次

1. 目 的
2. 適 用 範 囲
3. 関連法規,規格
4. 用語の定義
5. 安全機能を有する計測制御装置の定義と分類
5.1 異常発生防止系(PS)
5.2 異常影響緩和系(MS)
5.3 分類適用の原則
6. 安全機能を有する計測制御装置の設計条件
6.1 計測範囲,精度,設定値についての設計上の要求事項
6.2 電源,耐環境性,耐震性等についての設計上の要求事項
6.3 試験,検査に関する設計上の要求事項
6.4 記録に関する設計上の要求事項
6.5 品質保証に関する要求事項

〔解 説〕
〔別 表〕

巻頭言

 原子力発電所の安全性ならびに安定運転を確保するためには,安全機能を有する構築物,系統及び機器の十分な信頼性をその安全機能の重要度に応じて適切に確保することがきわめて重要です。
 我が国では,「発電用軽水型原子炉施設に関する安全設計審査指針」(平成2年8月30日原子力安全委員会決定,平成13年3月29日一部改訂)の中で,安全機能を有する構築物,系統及び機器に対して,「1.その安全機能の重要度に応じて,十分に高い信頼性を確保し,かつ,維持し得る設計であること。」,「2.重要度の特に高い安全機能を有する系統については,その構造,動作原理,果たすべき安全機能の性質等を考慮して,多重性又は多様性及び独立性を備えた設計であること。」,「3.前項の系統は,その系統を構成する機器の単一故障の仮定に加え,外部電源が利用できない場合においても,その系統の安全機能が達成できる設計であること。」が要求されております。また,「発電用軽水型原子炉施設の安全機i能の重要度分類に関する審査指針」(平成2年8月30日原子力安全委員会決定,平成18年9月19日一部改訂,以下「重要度分類審査指針」という。)の中で,発電用軽水型原子炉施設の安全機能について,安全上の見地からそれらの相対的重要度が定められております。
 本指針は,安全機能を有する計測制御装置に対して,「重要度分類審査指針」をより具体化,詳細化し,実際の設計を実施する上で必要となる,装置の重要度や各重要度クラスに応じた設計要求を明確化することを目的に,平成3年,「安全機能を有する計測制御装置の設計指針」として制定されたものです。
 (社)日本電気協会原子力規格委員会では,本指針の改定に際し,発電用原子力設備に関する技術基準を定める省令の改正をはじめとした国内の規制動向,同協会における最新の関連指針との整合性,最近の技術進歩や運転経験について調査を行い,その結果を踏まえ,新たに,「分類適用の原則」や「精度」の考え方などを追記することと致しました。
 具体的には,安全機能を有する計測制御装置の設計上の要求事項を規定した本文,要求事項を理解する為の具体的事例を示した解説,及びそれらの重要度を具体的かつ個別に規定した別表で構成しております。
 本指針の改定に当たって,関係官庁,電力会社,メーカ並びに委員の方々に絶大なご助力を賜りました。ここに関係各位に深く感謝する次第であります。

平成21年6月

原子力規格委員会
安全設計分科会
分科会長 吉川榮和

改定履歴
制  定
平成3年6月10日
第1回改定
平成21年6月23日
正誤表
公衆審査
JEAG4611-2009
期間:平成21年3月12日
    〜平成21年5月11日
結果:資料請求者1名
質疑・意見対応
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