(一社)日本電気協会原子力規格委員会で は、委員会活動への貢献が顕著な委員等を毎 年度選考し表彰しております。
令和3年度(第18回)原子力規格委員会 功労賞につきましては、原子力規格委員会に おいて、以下7名の方に功労賞を贈ることを 決定し、6月28日に表彰式を行いました。
受賞者に表彰状を授与
2017年に津波検討会委員に就任して以降、耐震設計部門のうち、耐津波設計に関する規格の改定作業に積極的に関与し、発電プラントの新規制基準適合性審査等の経験を踏まえ、津波検討会での議論を主導するなど、検討会の活動に幅広く尽力・貢献された。
JEAC4629「原子力発電所耐津波設計技術規程」の改定作業においても、規格制定時の考え方の理解や適合性審査の経験をもとに、中心的な役割を果たされた。
2011年より運転管理検討会主査として、JEAG4802「原子力発電所運転員の教育・訓練指針」、JEAC4804「原子力発電所運転責任者の判定に係わる規程」及びJEAC4805「原子力発電所運転責任者の判定に係るシミュレータ規程」の改定に多大な貢献をされた。
緊急事態宣言下の原子力発電所運転責任者試験の弾力的運用や、オンライン試験の実現及び規格の改定は、業務運営上のレジリエンス向上の観点で大きく寄与された。
2010年から10年以上の長きにわたり放射線管理分科会の分科会長を務められ、JIS/ISO/IEC等の放射線関係の規格に関わる国内外の委員会活動において培われた 幅広い知識と豊富な経験と人脈を活かし、国際的な視野も入れながら分科会での審議を主導し、規格の制改定に尽力・貢献された。
原子燃料管理検討会に設立当初の2012年から参画し、PWRプラント全体の安全評価分野のスペシャリストとして、その知識と経験を基に数多くの規格策定作業で中心的な役割を担い、規格の品質向上に努められた。
規格に携わる若手の育成にも非常に気に掛け、委員会活動をより活性化し、次世代に繋ぐための環境づくりに多大な尽力をされた。
JEAG4610「個人線量モニタリング指針」の改定にあたり、個人線量モニタリング指針検討会の主査として取りまとめ役を務められた。
検討会の進行を強力かつ円滑に進めるリーダーシップを発揮し、上程審議における改定案の説明を適切に行うことにより、改定目的である改正法施行から約半年のうちに改定指針を発刊させることができた。
2015年から品質保証検討会委員を務められ、JEAC4111「原子力安全のためのマネジメントシステム規程」等の改定及び普及促進に携わってこられた。
JEAC4111等の改定においては、品質保証部門の経験を活かし、海外の最新知見も考慮しながら取り纏めに尽力され、規格の普及促進においては、講習会テキストの作成・レビューに尽力されるとともに、講師を務められ、良好な成果を収められた。
2000年に発足した原子力規格委員会の設立にご尽力され、発足当初より20年以上の長きにわたり委員会委員を務められ、メーカー、大学、学会において培われた知識と経験から規格の制改定に尽力・貢献された。
原子力規格委員会のみならず、これまでの原子力分野の規格全般に対する長年のご指導により、多大な貢献をされた。