(一社)日本電気協会原子力規格委員会で は、委員会活動への貢献が顕著な委員等を毎 年度選考し表彰しております。
2024年度(第21回)原子力規格委員会 功労賞につきましては、原子力規格委員会に おいて、以下5名の方に功労賞を贈ることを 決定し、6月24日に表彰式を行いました。
左から、青木、小倉、阿部委員長、西田、
古田、吉村(敬称略)
2018年4月より原子燃料運用検討会に参画され、JEAC4212-2020「原子力発電所の炉心・燃料に係る検査規程」並びにJEAG4225「原子燃料に係る臨界安全管理指針」の制改定に参加された。
そして、燃料メーカー案を取りまとめ、分科会及び原子力規格委員会への説明において主査を強力にサポートし、速やかなコメント対応に尽力され、規格策定活動に大いに貢献された。
2004年4月より、約21年にわたり運転・保守分科会において規格の審議、制定等に貢献された。特に、JEAG4210-2007「原子力発電所の保守管理指針」の制定では、分科会幹事として尽力された。
2008年に委員を退任、常時参加者となられたが、東日本大震災後に再度委員へ就任され、福島第一原子力発電所事故の現場対応に従事された経験及び知見を規格策定活動に生かされた。また、ご退職後も引き続き分科会委員として多大な貢献をされた。
2017年3月より品質保証検討会に参画され、2022年11月より主査として検討会を牽引し、検討会活動全体の取り纏めに尽力された。
特に、JEAG4121-2015「原子力安全のためのマネジメントシステム規程(JEAC4111-2013)の適用指針」[2018年追補版]及びJEAC4111-2021「原子力安全のためのマネジメントシステム規程」の改定、並びに技術資料の制定において大いに貢献された。
さらに、JEAC4111の普及促進においては講習会の講師を長年務め、理解活動に尽力された。
2011年11月より約12年間、安全設計分科会長を務め、多数の規格の審議、制改定等に尽力された。
特に、福島第一原子力発電所事故以降の新規制基準対応及び検査制度見直しに伴う規格改定では、円滑に分科会を運営し、深い知識と経験を基に、新たな考え方に基づく規格の策定に尽力された。
また、原子力規制委員会による「デジタル安全保護系に関する日本電気協会規格の技術評価」への対応を指導し、規格のエンドースに貢献された。
津波検討会が発足した2012年の第1回津波検討会から約12年間にわたり検討会主査を務め、規格の審議、策定に尽力された。また、主査退任後の現在も、委員として検討会活動に貢献されている。
福島第一原子力発電所の事故を契機に新たに立ち上げられた津波検討会では、これまでになかった耐津波設計に関する議論を主導し、JEAC4629-2014「原子力発電所耐津波設計技術規程」の制定及び2021年改定に大いに貢献された。