原子力発電所に使用するフェライト鋼の無延性遷移温度を決定するための落重試験について,試験片,落重試験機,試験方法,無延性遷移温度の決定試験等を規定している。
DA-1000 適用範囲
DA-2000 試験片
DA-3000 落重試験機
DA-4000 試験方法
DA-4100 試験片の置き方
DA-4200 落重エネルギーの選定
DA-4300 試験片温度の調整
DA-5000 試験結果
DA-5100 試験結果の分類
DA-5200 一定温度試験
DA-5210 試験方法
DA-5220 試験結果の判定
DA-5300 無延性遷移温度の決定試験
DA-5310 試験方法
DA-5320 無延性遷移温度の決定
〔解 説〕
(解説-DA-2000) 試験片
(解説-DA-3000) 落重試験機
(解説-DA-4100) 試験片の置き方
(解説-DA-4200) 落重エネルギーの選定
(解説-DA-4300) 試験片温度の調整
(解説-DA-5300) 無延性遷移温度の決定試験
本JEACで使用されている国際単位系(SI)から従来単位系への換算表(参考)
本規程は,原子力発電所に使用するフェライト鋼の無延性遷移温度を決定するための落重試験について,試験片,落重試験機,試験方法,無延性遷移温度の決定等を規定するものです。
初版は昭和45年に,ASTM E208-66T「フェライト鋼の無延性遷移温度の決定のための落重試験の標準実施方法」を参考にして制定し,昭和59年の第一回目の改定を経て,平成3年には,試験片の溶接ビードの盛り方の2パスビード法から1パスビード法への変更およびSI単位系への変更を主体に,第二回目の改定を行っております。
今回の改定では,ASTM規格との整合を図り,試験温度の許容差を±2℃から±1℃に,受台のたわみ止め深さの許容差を±0.1mmから±0.05mmに変更しております。
また,前回の改定から既に約12年が経過しているため,他の規程と規格との整合性も考慮し,表現の適正化等を中心に内容全体の見直しを行っております。
今後,本規程を利用される皆様の率直なご批判とご助言により,さらに追補と改定に努めたいと念じております。
平成16年4月
原子力規格委員会
構造分科会
分科会長 小林英男