JEAC4216-2025
フェライト鋼の破壊靭性参照温度T₀決定のための試験方法
概 要
フェライト鋼の遷移温度領域における破壊靱性を特徴付ける参照温度T₀の決定方法(マスターカーブ)を規定するもので,国内での運用の利便性を考慮し,米国規格ASTM E1921を参考に,国内規格との整合化を図り,わかりやすく解説を記載いたしました。
2025年版では,原子炉構造材の監視試験でのマスターカーブ法の活用を念頭において列挙された技術課題について,最新知見を参照して改定を行いました。また,改定の進むASTM E1921(2023年版)とJEAC4216-2015のギャップを整理し,関連する最新知見に基づいて必要と判断されたものを本規程に取り込みました。
目 次
MCT-1000 適用
MCT-1100 適用範囲
MCT-1200 参照規格
MCT-1300 記号及び用語の定義
MCT-2000 試験装置
MCT-2100 試験機
MCT-2200 C(T)試験片,DC(T)試験片,及びMini-C(T)試験片用治具
MCT-2300 SE(B)試験片用治具
MCT-2400 変位計
MCT-2500 温度制御
MCT-3000 試験片の寸法・形状と試験準備
MCT-3100 試験片
MCT-3200 予亀裂
MCT-3300 サイドグルーブ
MCT-4000 破壊靭性試験の試験手順及び評価手順
MCT-4100 試験の準備
MCT-4200 試験温度及び試験片個数
MCT-4300 試験及び試験後の測定
MCT-4400 KJcの計算方法
MCT-5000 T₀の決定
MCT-5100 T₀に対する不確実さを考慮した補正
MCT-6000 記録
MCT-6100 必要な記録
MCT-6200 補足情報
附属書目次
附属書A(参考) 推奨される試験片用治具,変位計,及びナイフエッジ
附属書B(参考) 試験温度を設定する方法
附属書C(参考) 荷重線変位速度の設定例
附属書D(参考) 単一の試験温度で得られたKJc によるT₀の算出例 (要検閲KJc を含む場合)
附属書E(参考) 延性亀裂進展量の制限値を上回る試験片を含むデータセットによるT₀の算出例
巻頭言
本規程は,原子力発電所に使用するフェライト鋼の延性脆性遷移温度領域における破壊靭性を特徴付ける参照温度T₀の決定方法(マスターカーブ)を規定したものであり,国内での運用の利便性を考慮し,米国規格「Standard Test Method for Determination of Reference Temperature, T₀, for Ferritic Steels in the Transition Range (ASTM E1921) 」を参考に,国内規格との整合化や解説の充実を図って,2011 年に制定しました。
2015 年版では,国内での研究成果などを踏まえて,超小型の試験片「ミニチュアコンパクト試験片(Mini-C(T)試験片)」の規定を追加するなど,新たな知見を取り入れた改定を行いました。
今回の改定では,原子炉構造材の監視試験でのマスターカーブ法の活用を念頭において列挙された技術課題について,最新知見を参照して改定を行いました。また,改定の進むASTM E1921(2023 年版)とJEAC4216-2015 のギャップを整理し,関連する最新知見に基づいて必要と判断されたものを本規程に取り込みました。
2025年5月
原子力規格委員会
構造分科会
分科会長 望月 正人
改定履歴
JEAC4216-2011
制 定
2011年2月19日
JEAC4216-2015
第1回改定
2015年12月16日
JEAC4216-2025
第2回改定
2025年5月6日
公衆審査
JEAC4216-2025
期間:2025年3月7日
〜2025年5月6日
結果:資料請求者0名
意見送付者0名